レース当日は5時に起床
比較的しっかり眠れた
シャワーを浴びてから朝食としてパスタ、サンドウィッチ、バナナ、ヨーグルトをとる
マグオンパウダーとスーパーヴァームを摂取し、多めの日焼け止めをつけて6時に宿発
起きてくれた妻には怪我なく落車なく無事に帰ってきますと伝えて出発
1時間前の6時半には会場着
荷物を預けてシードではないので並ぶ
亮君が近くにいたので声をかけてスタート直前まで軽く談笑
定刻の7時27分にスタート
photo:Makoto.AYANO by シクロワイアード
1回目の普久川ダム登りがくる70㎞まではサイクリング
落車回避するため集中し、周りを警戒、さらに落車があった場合の回避経路を考えつつ走る
15分ほど走ると左手歩道に家族3人が笑顔で手を振って応援してくれている
妻の名を叫び行ってきますと2回目の言葉を交わす
50㎞ほど問題なく進み、途中海岸線に出た時に会いたかった中地さんと再開
お互い久しぶりだねーと5分ほど談笑
以前は10月に東近江チャレンジリーグがありそこで再会出来たのだが今はなくなり、おきなわでしか会えなくなった
同い歳で実力も同じライダー
(写真は2年前の写真)
補給食として固形物のバー系を摂取しておき、登りに備える
無事に70㎞が過ぎ、一回目の普久川ダム登りへ
ここまででNPは175ぐらいかなり低い数値
予定通り
大体30番手ぐらいで登りに入る
問題はないが途中現れる道中央のチャプターバーが危ないなと
常に先頭が見える辺りで走るがKOMを越えてから安全に下りすぎた
前とちょっと差が開き1回目のボトル補給後に踏み直す形になった
所謂無駄足を使った
1回目のボトル補給ではスポドリを1本確保
下りですぐに追いつき今度は高速ダウンヒル
しっかり呼吸することを意識して次の奥の登りの備える
とにかく省エネで走ることを常に意識する
photo:Makoto.AYANO by シクロワイアード
ここで尿意を発症
普段ならこの90㎞地点辺りで高岡さん等がトイレストップをするが今回は無かったので、ツライがゴールまで我慢することに
西海岸の平坦路はアベ45㎞ほどで飛ばす
体感的にかなり早いなと思ったが、気持ちにまだ余裕があるので2回目の普久川ダムの登りに備える
123㎞が過ぎ、ようやく本格的なレーススタートとなる2回目の普久川ダム登りが始まる
序盤からかなりスピードが速い
亮君がペースUPし高岡さんが追付いし、他のメンバーも自ずと上がってるような雰囲気
ここで千切れては情けなさすぎるがほぼMAXで5分ほど踏む
先頭はまだ見えているが中切れが発生している
差は7メートルほどで10名弱が先行している
自分は30番手ぐらい
後半に徐々にペースを上げていき、第二集団の先頭付近でKOMを越える
KOMを越えると同時にVC福岡の佐藤さんが回して前の集団を追いましょうと積極的にペースを作ってくれる
2回目のボトル補給は1回目と同様にスポドリを1本
今度は高速ダウンヒルで学校坂に突入
みんな上げることなくペースで乗り越える
この辺りで早くも1回目の内腿が痙攣し始める
もうかいっと自分に突っ込み水分を多めに補給する
ここからはアップダウンを繰り返し高江まで
第二集団は15名程度だが
ローテーションをキッチリ回すメンバーは限られている
約半数の7〜8名といったぐらいのメンバーでローテを回す
池ちゃん、佐藤さんが強い
ガンガン行くし、決して遅れない
高江小中学校まで行けば昨日の試走コースになり登りの出てくる位置その勾配、距離は把握している
絶対に集団からは落ちない
150㎞を過ぎ、ようやく高江小中学校へ
もう一度仕切り直す
ここからは昨日試走のアドバンテージがある
気持ちに余裕が持てたが、脚の痙攣はひどくなってくる
休めるポイントでしっかり回復するペダリングを心掛ける
東村を越え、慶佐次に入る
最後の補給ポイント
ボトル2本、さらに水をもらい、全身と脚にかけ冷却する
ここからポイントとなる5分と4分の登りになる
キツイがみんなも同じように苦しいはずと言い聞かせ臀筋を意識してペダルを回す
なんとか5分の登りをこなす
次は4分の登り
ここでなんとペースで踏んでいると自然と集団から抜け出す
後方を確認すると5メートル以上離れている
ここが今回のキーだった
登りも残り1分というところで佐藤さんとfietsの選手が僕に声をかけてから追い越していく
これに乗るべきだった
頭の中では脚の残り具合から10名以上いる集団からは逃げられないと思っていたが、僕が佐藤さんに追いつきさらに後続から数名上がってきていれば第二集団から抜け出せたかもしれない
ここが今回のレースのターニングポイントだった
結局僕は集団に帰り、2名で逃げた佐藤さんもその後捕まった
結局20名弱の集団でコース終盤の最後のポイントとなる羽地ダムの登りを迎えた
脚が一杯一杯なのは承知してるがここでどう走るかが順位に直結してくる
ただ強く踏み込むと脚が崩壊してしまう感じがある
使える筋肉のポイントを変え、ペースで登る
序盤に集団からは離れかけたが、徐々に詰めていく
第二集団は大きく二つに分かれ、10名、10名ほどに分かれる
トンネルを越え、なんとか第三集団を視界に捉える
左沿道から「まだ前捕まえられるぞ」と激励をもらう
必死でペダルを踏み、もうチョイ、もうチョイと信じ、下りで一気に追いつく
ここからはこの集団でのスプリントになるとローテは回すものの可能な限りの脚の回復に努める
集団は7名程度
最後のイオン坂の登りをもうない脚で越え、平坦ロードを走る
残り5㎞
誰も牽制に回らずしっかりローテする
残り1㎞
3番手の位置をキープ
後方も確認し、合わせるタイミングを図る
残り300m
後方からのスプリントに合わせて番手に入るが捲る脚が残ってない
7人中6番目でゴールラインを越える
ようやく終わった
全力出し切り、マシントラブル、落車等なく無事に終えられて満足だった
計測チップを返却し、共に走ったメンバーと健闘を称える
荷物を受け取り、すぐに家族と合流出来た
54歳でも相変わらず強い奈良さん、憧れの人物
第二集団で1番強かった池ちゃん
3位と流石のリザルト亮君
一気に緊張感から解放され、さらにドッと疲れた
リザルトは27位と目標には届かなかったが、今回含め過去4回目のおきなわにしてようやく自分の中でレースらしいレースが出来た
やはり沖縄は強くなれば強くなるほどレース自体が楽しくなる
今回もこのレースを目標にするにあたり多くの発見や新しい仲間との出会いがあった
ロードバイクというツールを通じて色んな発見や出会いがあるのは人生をほんと豊かにしてくれる
この環境に感謝しつつ、取り組める環境にあるうちはまだ全力で取り組んでいきたいなと思ってる
今年で40歳、まだまだ伸びしろを感じ、実際フィジカル、メンタルは自分史上最高だった
でもまだ改善していきたい部分あるのでボチボチ身体と相談しながら高めていきたい
またオフシーズン、来シーズンと発見と出会いに期待して少し休んでまた走りだそう
今シーズンともに走って下さった皆さんありがとうございました
また来シーズンもよろしくお願いします!